初心者の方をはじめ、弓道場を利用するみなさまへ


茨木市弓道協会
弓道


弓道初心者の方をはじめ、弓道場を利用するみなさまへ


礼儀作法は少しずつ先生方や諸先輩方から教わったり、
礼記射義に書かれている様に、
弓道は、弓道場内の立ち居振舞いの礼儀作法だけではなく、
人間関係の在り方、在るべき姿に近づくべく学ぶ場でもあります。

最初に・・・
弓道場に入ったら、
玄関に靴の先を前にして下駄箱へ。
荷物を置いて、射場に左足から入り、上座に一礼します。
揖をして射場から出ます。
それから先に来られている方々に挨拶します。
「こんにちは、宜しくお願い致します。」などが一般的。
それから自身の仕度をします。

射場を出入りする時はかならず「揖」をする。

練習が終わったら
射場で上座に一礼します。
道場に残られている先生方に、挨拶をして帰りましょう。
次の時間帯に使う人がいない場合は、安土の整備や、
道場の掃除など後片付けを手伝います。
使う人がいる場合でも道場内の清掃、
的前を整備しましょう。


教室・・・
教室が始まる時、立った姿勢で縦横整列。
先生または当番さんの先導により正面に拝礼した後、
礼記射義(らいきしゃぎ)、射法訓(しゃほうくん)の唱和。
 礼記射義とは弓射の「精神面」を説いています。
 射法訓は弓を射る為の「射術面」を解説しています。
 詳細は弓道教本に書かれています。
最初は難しい読み方の漢字もありますが、
何度も唱和しているうちに覚えます。
相互に挨拶をして教室を始めます。

教室終了前に整列し、先導により正面に拝礼。相互に挨拶。
道場内をモップ、ほうき清掃、的前の的をしまい、安土を整備します。
的は必要に応じて的紙を剥がし、洗ったり、拭いて
きれいにして干します。
洗い終えた的があれば所定の方法にて的を貼ります。
教室終了です。





初心者教室での質問があれば、
管理人にメールにてお問合せください。


礼記(らいき)射義 (しゃぎ)

(しゃ)進退 (しんたい)周還 (しゅうせん)(かなら)(れい)(あた)り、(うち)(こころざし)(ただ)しく、外体 (そとたい)(なお)くして、(しか)(のち)弓矢 (ゆみや)()ること審固 (しんこ)なり。 弓矢 (ゆみや)()ること審固 (しんこ)にして、(しか)(のち)()って(あた)ると()うべし。これ()って徳行 (とくこう)()るべし。

(しゃ)(じん)(みち)なり。 (しゃ)(ただ)しきを(おのれ)(もと)む。 (おのれ)(ただ)しくして(しこう)して(のち)(はっ)す。 (はっ)して(あた)らざるときは、(すなわ)(おのれ)()(もの)(うら)みず。 (かえ)ってこれを(おのれ)(もと)むるのみ。

吉見 (よしみ)順正 (じゅんせい)  射法訓 (しゃほうくん)

射法 (しゃほう)は、(ゆみ)()ずして(ほね)()ること(もっと)肝要 (かんよう)なり。 (こころ)総体 (そうたい)中央 (ちゅうおう)()き、(しこう)して弓手 (ゆんで)三分 (さんぶん)()(つる)()し、妻手 (めて)三分 (さんぶん)(いち)(ゆみ)()き、(しこう)して(こころ)(おさ)()和合 (わごう)なり。 (しか)(のち)(むね)中筋 (なかすじ)(したが)い、(よろ)しく左右 (さゆう)(わか)るる(ごと)くこれを(はな)つべし。 (しょ)(いわ)鉄石 (てっせき)相剋 (あいこく)して()()づる(こと)(きゅう)なり。 (すなわ)金体 (きんたい)白色 (はくしょく)西 (にし)半月 (はんげつ)(くらい)なり。


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弓道

 最高目標 「真・善・美」


弓道 弓道
弓における「真」とは「真の弓は偽らない」ことであって、
矢は正しく狙った的に真っ直ぐに飛ぶから的中にも偽りはない。
偽りのない射はどのようにあるべきか、という思いを持つ事も弓における真実の探求の一面であり、
現在弓を射ているその大部分は「真実の探求」であるともいえる。
弓における真とは、弓の冴え・弦音・的中により立証される。
すなわち、一射ごとにこの「真」をもとめてゆくのが弓道(求道)の「みち」である。
ここで「善」というのは、主として弓道の倫理性を指す。
弓道の倫理、すなわち礼とか「不争」とかは静かな心境のことであり、
心的態度が「平常心」を失わないことが重要である。
弓によって互いに親しみ、弓によって協同し、和平であること。
心的にも平静を失わない境地が必要な条件であり現代の弓道の特性である。
弓における美とは何かといえば、
前にいった「真なるもの」は美しく、「善なるもの」も美しい。
これを具体的に表現しようとする射礼もその一つである。
日本の弓は弓自体が最も美しい弓だといえるが、
その荘厳性と人間の進退周還、
それに静かな心的態度がリズミカルに動くことは、
われわれの美的感覚を刺激することが大きい。
 弓道場内での心得  (参考資料万博弓友会より)

  • 道場内では指導者の指示に従うこと。
  • 道場内では素足で行動しない事。
  • 時計、指輪等、金属類を身に着けない事。
  • 射場への入退場時は必ず揖をする事。
  • 初心者ほど師範席(上座)に近い射位に立つ事。
  • 師範や先輩の稽古の場として後部一、二的は開けておくことが礼に即することと心得る事。
  • 他道場では落ち的(後部的)、落ち前(後部から2番目)の的はその道場の指導者の指示がある場合以外は使用しない事。
  • 師範席の框(カマチ)に腰掛けない事。
  • 他人の矢が付いている的に向かって業者しない事。
  • 自分の射が終われば直ちに矢取りに行く様に心がける事。
  • 弓具の手入れ、道場内の整理、整頓を心がける事。

 弓道場における心得と危険防止「10箇条」

練習における心得
  • 道場においては、指導者または責任者の指示に従うこと。
  • 道場への入退場には「礼」を行い、場内では他の人の迷惑になる言動を慎むこと。
  • 弓具は練習前に点検確認を(終了後は整備を)行うこと。 − 弓・矢の破損/弦の納まり/握り革/杷の高さ/中仕掛/矢の長さ/筈割れなど

巻藁練習時の注意
  • 準備運動を兼ね素引き(弓の破損防止)を行うこと
  • 巻藁に向かい約2m(弓一丈)の距離をとり、手順に従って行うこと
  • 矢を抜く時は左手を巻き藁に当て、右手は矢の根元を持ち、後方に注意しつつ慎重に抜くこと。

的前練習時の注意
  • 練習開始後は、許可なく矢道・安土に立ち入らぬこと。
  • 行射の時、矢道・安土に人がいる時は矢番え・取懸けをしない事。
  • 矢取りは、射手側と相互に合図確認し、必ず自らの目で安全確認を行うこと。

総括
  • 事故は正規の練習よりも、自由練習の際に起きる場合が多い。 「弓矢は武器としての危険性を有する」事を、肝に銘じて行動する事。

 看的所

矢取りの方法については看的所内に掲示があります。必ず確認する事。
  1. 必ず落ち的の方が取り懸けて行射を行っていないことを確認窓から目視の上、所定の位置に赤旗を掲示する。
  2. 射場から「お願いします。」と声がかかるまで待つ。
  3. 「お願いします。」と聞こえたら、射場に聞こえるように「パンパン」と2拍します。「入ります!」と大きな声で発声し、安土に入る。必ず、自分の目で射場を確認してから次の1歩を踏み出す。
  4. 落ち側(後ろ側)から矢を取る。多数の場合は割り振りして行うい前の人が前方、後ろの方が後方の的を担当する。不用意な順番の入代りは安土まえで行わない。。
  5. 体は矢と90度の位置におく。 矢の高さに合わせて、膝を曲げてしっかり腰を落として抜く。 矢をあげるときは、外れた矢から先にとるのが基本。的を左手で押さえ、中り矢は的心より遠い矢から 矢が刺さっている角度に合わせて、矢に横からの力がかからないように、まっすぐに抜き取る。 特に、低く刺さった矢は水平に抜くように注意。そのまま抜こうとすると矢を曲げてしまう。ただし、羽が地面をこすらないように。
  6. 抜き終わった矢の持ち方は、状況によるが原則、矢羽を矢尻より下げないように捧げ持つ気持ちで扱う。
  7. 看的所に戻る際に赤旗を回収、看的所に入り、射場に「どうぞ!」を声をかける。赤旗を所定の場所に置く。
  8. 拭きは徹底的に綺麗に行うが、竹矢の場合はあまりこすらないようにする。 すべての矢は一旦矢尻を下にして置き、1本ずつ乾いたタオルで拭く。特に矢尻の部分は砂がたまりやすいので丁寧に拭き確認する事。 拭き終わったら、矢立てに入れ次の矢を拭く。
  9. 射場に帰ってくる時は、右手で矢尻を下から包み持ち、左手は矢の中程を持つ。矢羽が上座(神棚・射場)に向いている状態を維持する。(茨木道場の様に落ち側から帰ってくる場合。)万博弓道場の様に大前側から帰ってくる場合は左手で矢尻を下から包み持ち、右手は矢の中程を持つ。 
  10. 履物を脱いだ際、次の矢取りがそのまま履いて出やすいように履物を「出船」の位置にし、邪魔にならないようにしておく。 矢取りが終わって矢立に入れる時は静かに入れる。
注意点
  • 羽は触ってはいけません。
  • 筈に土がつくような所作は行わない。
  • 的枠に刺さって抜けそうにない矢は、的ごと回収し、看的所にある別の的を安土にかける。 矢は持ち主に抜いてもらう。
  • 竹矢は使用するに従い、先端の箆が細くなります。引き抜く時、矢拭きの時に注意して行う。破損を発見した場合は、矢の持ち主に矢の回収を依頼する。
  • 矢を片手に持ち、その手を下ろして移動することは、決して行ってはならない。 
  • 悪い見本はお手本としない。
的前係関係資料


 弓道人の日常の心掛け(マナー)                           (Reference:弓道誌2000年9・10月号)


1 道場外で   
  • 混雑するところでの移動は、弓を立てて持ち、肩に担いでは歩かない。
  • 弓弦を持ち弓をブラ下げた格好で歩かない。
  • 弓具は直射日光に晒さない。
  • 暑いとき、ビニール製などの弓袋は使用しない。
  • 弓は、中袋を使用して保護し、大切に扱う。
  • 乗用車に弓を乗せる時は、本弭を運転席の方にいれる。
  • 車の中に弓は放置しない。
  • 電車・車などには、弦を張ったまま持ち込まない。
2 道場の出入りで
  • 道場で履物を脱ぐときは、入船に脱ぎ、式台で出船にするか、下足棚がある場合は必ず棚に収納する。
  • 道場に入る時は、オーバー・コートなどを脱いでから入る。防寒具を身に着けたまま神拝などしない。
3 道場内で
  • 神棚に神拝を行い、また国旗があれば拝礼し、何もない場合でも床の間(上座)に向かい一礼した後に先生や先輩に挨拶をする。
  • 学校の体育系クラブのように人の名を呼び捨てにせず、同僚といえども道場内では人の名には敬称をつけて呼ぶ。
  • 一段高くなっている審判席(畳)に腰かけることは避ける。
  • 道場内で喫煙は絶対にしない。
  • 弓を引く時は、指輪・ピアスなどの装身具はつけない。
  • 道場内でみだりに声高に談笑せず、規律を守るように心掛ける。
  • 道場内で立て膝はしない。体操座りもしない方がよい。
  • 部屋の出入りの際、敷居には乗らない。また、畳の縁(へり)を歩いたり、縁に座ったりしない方がよい。
  • 的に載せた賞品を貰う時は、軽く的に触れ、感謝の意を表し、賞品をいただく。
4 弓具の取り扱い  
 (1) 弓・弦
  • 挨拶が終わったら、先ず弓に弦を張り、弓の姿を整えた後、胴着を装着する。
  • 弓に弦を張る手助けをする場合は、足を踏ん張り、肩に両手で末弭を持ち、姫反りに手をかけて力で弓を押さえつけることがないようにする。
  • 弦かけ板などの無いところでは、弓袋などを重ねてその上に弭をあて、壁などに傷をつけないように注意する。
  • 弦の伸び・掛かり具合・入木弓・出木弓などに注意する。
  • 弓に弦を張って弦の掛かりを修正する時、足で下成りの辺りを押えて矯正することをよくするが、大切な弓なので、足をかけたところはすぐぬぐうように心掛けたい。
  • 弦が毛羽立っているのは、手入れが不十分の証拠である。マグスネをかける。
  • 弓は、矢摺り籐・握り皮・弦以外のところは握らない。
  • 弦巻は、弦を張った弓に差し込んではいけない。また、弓と弦の間に「弓掛け(かけ)」を挟んだりしない。
  • 他人の弓にはみだりに触らず、弓の肩入れなど決してしない。
  • 審査・試合で弦切れなどにより進行係が替弦を張り替えた時、決して肩入れはしない。
  • 弓具店で弓の買入れをする場合は、店主の許しを得るのは勿論、自分の矢束までは引かず、右肩先(耳を越えるあたり)までとする。
  • 弓に弦を張ったまま長期間置く時は、張り弦を二本かける。
  • 弓を床に寝かせて置いたり、置いてある弓をまたいだりは、決してしない。
 (2)矢
  • 矢は、行射の時に使う順序を決めておくと、矢の癖がわかり、修理・手直しに便利である。
  • 矢をあげる時は、外れた矢から先に、中り矢も的心より遠い矢からあげる。
  • 的枠に矢が射立ち、または射抜き、あるいは的の合わせ目に入った時は、両膝で的枠を押え、両手で矢の根元の方を握り、手で引かず、腰を伸ばすようにして抜く。
  • 的から抜いた矢は、矢羽がわを上にして上座に向け、矢の根を下にして手のひらで受けて、道場に持ち帰る。
  • 矢取りはなるべく、師範の先生以外の下位の人が交替で行ったほうがよい。  
 (3)弓掛け(カケ)
  • 他人のカケを差したり、弦受け(弦枕)などをみだりに触ったりしない。
  • 道場内でのカケの着脱は(上座の方向を避け)下座に向かい、正座または跪坐して行う。
 (4)的
  • 的の懸かり具合を道場から指示する時は、跪坐して行った方がよい。
 (5)その他
  • カケ・襷・弦すべり(胸当て)をしたまま矢取りをしたり、その他いろいろなことをしない。
5 行射
  • 公設の道場で、催物前(ものまえ)などの四つ矢を持って、また団体で射込み練習をしている人達を見かけるが、稽古をする他の人達に失礼になるので遠慮すべきであろう。
  • 自分の所属する以外の道場に遠征した時は、決して四つ矢を引かず、一手(2本)とすること。
  • 射込みは、決してしない。特に、師と同じ的には立たない。
  • 「何本うった」などの表現は使わない。「何本引いた」「何射した」などと言う。
6 指導を受ける
  • 講習会などで指導を受ける時に、反論・言い訳は慎む。
7 指導する
  • 人に教えたがる者が多いが、みだりに人の教えたがらないこと。特に、上位者がおられるときは慎み、上位者の指示に従う。
8 見取り稽古
  • 上位者の矢乗りを見ることはしない。但し、依頼された場合は別である。
  • 師範(自分の師や範士クラス)の行射を拝見する時は、必ず坐して拝見する。この時、正面からは拝見しない。但し、特に許しがあれば、立ってでも正面からでもよい。
9 心掛けとして、特に・・・
  • 「稽古を晴れにするぞとたしなみて 晴れを常の心なるべし」
  • 弓は心で引くものである。会で心にゆとりがもてるようになりたいものである。
  • 稽古は基本を重視し、的中のみを考えた手技(てわざ)に偏らず、心技を一体として修練することを忘却しないように心掛けたい。  

以上、先師からや先輩の方々から教わってきたことなど、後輩の皆さんにお伝えしたいと思って記録 しました。聞き捨てにしないで、こころに留め置いて下さい。また、次の世代へも伝えていって欲しいもの と思います。


全日本弓道連盟会長 範士十段 鴨川乃武幸  (2009年)


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